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カバー工法徹底解説!エリア別4つのメリットデメリットについて

カバー工法

2024.07.31 (Wed) 更新

そろそろ家の修繕をしたい…
日々の雨風からそろそろ不備が出てきた屋根や壁など塗り替えを検討している方。
実は、塗り替え以外にもカバー工法という修繕方法が
あるのはご存じでしょうか?

今回の記事では、
カバー工法でよく施工する

●屋根
●外壁
●窓枠
●ベランダ

4つのエリアに分けて、
カバー工法のメリットとデメリットを解説します。

 

カバー工法とは

カバー工法は、建物のリノベーションや修繕において、
既存の構造物に新しい素材を重ねることで、その機能や見た目を改善する手法です。

こんな人におススメ

〇コスト削減したい方
〇工期短縮したい方
〇塗装では修繕不可能な方

それでは早速、エリア別のカバー工法について
お伝えしていきます。

屋根のカバー工法


本来の屋根カバー工法の目的は、「防水シート」と「屋根材」
2つの防水機能を新しくすることです。

防水シートと金属屋根両方に防水機能があり、長期的に屋根本来の防水の効果を発揮します。

以下に、メリットとデメリットを記載します。

メリット

  1. コスト削減: 既存の屋根材を撤去せずに新しい屋根材を重ねるため、撤去費用がかかりません。
  2. 工期短縮: 撤去作業が不要なため、工事期間が短くなります。
  3. 防水性能の向上: 新しい屋根材を追加することで、防水性能が向上します。
  4. 断熱性能の向上: 新しい断熱材を追加することで、断熱性能が向上し、エネルギー効率が改善されます。
  5. 環境負荷の低減: 廃材が少なくなるため、環境への負荷が低減されます。


POINT!
屋根に全体的にヒビやはがれが起こっている。年数が30年以上経過している場合は、カバー工法がおススメ!

デメリット

  1. 重量増加: 既存の屋根に新しい屋根材を重ねるため、建物の重量が増加します。
  2. 構造への負担: 重量増加により、建物の構造に負担がかかる可能性があります。
  3. 劣化の見逃し: 既存の屋根材の劣化を見逃す可能性があります。
  4. 対応不可のケース: 既存の屋根が著しく劣化している場合や構造的な問題がある場合は、カバー工法が適用できないことがあります。
  5. 施工の難易度: 特定の屋根材や形状に対して、施工が難しい場合があります。

施工時期

  • 20〜30年目: 一般的に、屋根材(特にアスファルトシングルやスレート屋根)は10〜20年で劣化が進みます。このタイミングでカバー工法を検討することが多いです。
  • 定期点検後: 定期的な点検(5年ごと)が行われ、重大な劣化が見られる場合にカバー工法が有効な修繕方法になります。

    PONT!
    家康ペイントの定期メンテナンスは、修繕した1年目、
    3年ごとに点検行っていますので、安心してお任せください!


外壁のカバー工法


張り替え工法とは異なり既存の外壁を剥がさないため、
外壁の撤去・処分作業が不要なのが特長です。
耐久性に優れている「金属性の外壁材」「樹脂性の外壁材」の2種類があります。
下地に問題がない外壁が、カバー工法を施工する条件になります。

以下に、メリットとデメリットを記載します

メリット

  1. 断熱性能の向上: 新しい外壁材に断熱材を追加することで、断熱性能が向上します。
  2. 防水性能の向上: 新しい外壁材により、防水性能が向上します。
  3. 外観のリニューアル: 建物の外観を一新することができます。
  4. 工期短縮: 既存の外壁を撤去せずに施工できるため、工事期間が短縮されます。
  5. コスト削減: 撤去費用がかからないため、コストが削減されます。

デメリット

  1. 重量増加: 新しい外壁材を追加することで、建物の重量が増加します。
  2. 構造への負担: 重量増加により、建物の構造に負担がかかる可能性があります。
  3. 劣化の見逃し: 既存の外壁の劣化を見逃す可能性があります。
  4. 施工の難易度: 特定の外壁材や形状に対して、施工が難しい場合があります。
  5. 対応不可のケース: 既存の外壁が著しく劣化している場合や構造的な問題がある場合は、カバー工法が適用できないことがあります。外壁材が傷んでいる状態でも施工できますが、
    下地など外壁の内側の補修が必要な場合は施工できません。
    外壁の劣化状況で適切な施工内容が異なるため、外壁の状態を業者に確認してもらいましょう。

施工時期

  • 20〜30年目: 外壁材(特にサイディングやモルタル)は15〜30年で劣化が進みます。目安としては20〜30年で一度点検し、必要に応じてカバー工法を検討します。
  • 定期点検後: 定期的な点検(5年ごと)が行われ、外壁の表面にひび割れや退色、錆などが見られる場合にカバー工法が有効な修繕方法になります。

窓枠・サッシのカバー工法

既存窓枠に、新しいアルミ製の窓を取り付けます。
壁を壊さず施工が出来るため、騒音も少なく、作業も安全に配慮しています。

メリット

  1. 断熱性能の向上: 新しい窓枠やサッシにより、断熱性能が向上します。
  2. 施工期間の短縮: 既存の窓枠を取り外さずに施工できるため、工事期間が短くなります。
  3. コスト削減: 撤去費用がかからないため、コストが削減されます。
  4. 防音性能の向上: 新しい窓枠やサッシにより、防音性能が向上します。
  5. 外観のリニューアル: 窓枠やサッシのデザインを一新することができます。

デメリット

  1. 構造への負担: 窓枠やサッシの重量が増加することで、建物の構造に負担がかかる可能性があります。
  2. 劣化の見逃し: 既存の窓枠の劣化を見逃す可能性があります。
  3. 対応不可のケース: 既存の窓枠が著しく劣化している場合や構造的な問題がある場合は、カバー工法が適用できないことがあります。
  4. 施工の難易度: 特定の窓枠やサッシの形状に対して、施工が難しい場合があります。
  5. 気密性能の低下: 施工方法(施工不良、材料の適合性、既存構造の状態、設計の不備)によっては、気密性能が低下することがあります。

 

施工時期

  • 20〜30年目: 窓枠やサッシは、20〜30年で気密性や断熱性が低下することが多いです。この時期にカバー工法を検討します。
  • 定期点検後: 定期的な点検(10年ごと)が行われ、窓枠やサッシの劣化や不具合が見られる場合にカバー工法が適用されます。

 

ベランダ・バルコニーのカバー工法

ベランダ側面部分は、外壁と称される場合もありますが、
カバー工法をすると、新しく素材を重ねることで、外壁部に厚みができます。
バルコニー笠木(かさぎ)といって、ベランダ壁や階段の手摺上部に取り付けられている仕上げ材全般が
厚みにより合わなくなるので、そこを新規に作成することが必要になるケースもあります。

メリット

  1. 防水性能の向上: 新しい床材や防水シートにより、防水性能が向上します。
  2. 施工期間の短縮: 既存の床面を撤去せずに施工できるため、工事期間が短くなります。
  3. コスト削減: 撤去費用がかからないため、コストが削減されます。
  4. 外観のリニューアル: ベランダやバルコニーのデザインを一新することができます。
  5. 安全性の向上: 新しい床材により、安全性が向上します。

デメリット

  1. 重量増加: 新しい床材を追加することで、ベランダやバルコニーの重量が増加します。
  2. 構造への負担: 重量増加により、構造に負担がかかる可能性があります。
  3. 劣化の見逃し: 既存の床材の劣化を見逃す可能性があります。
  4. 対応不可のケース: 既存の床面が著しく劣化している場合や構造的な問題がある場合は、カバー工法が適用できないことがあります。
  5. 施工の難易度: 特定の床材や形状に対して、施工が難しい場合があります。

施工時期

  • 15〜25年目: ベランダやバルコニーの防水層や床材は、15〜25年で劣化することが多いです。この時期にカバー工法を検討します。
  • 定期点検後: 定期的な点検(5年ごと)が行われ、防水層の劣化や床材の損傷が見られる場合にカバー工法が有効な修繕方法になります。

 

まとめ

カバー工法の適正な施工年度は、各エリアの素材や使用状況によって異なりますが、
一般的な目安として、屋根や外壁、窓枠、ベランダ、内装の各エリアでの劣化が見られるタイミングで検討することが重要です。

どこのエリアでも、
カバー工法のメリットはコスト削減ができること
デメリットは重たくなる

というところは共通しています。ですが実際の家の劣化状況や、使用している資材などにもより
施工方法、コストなど異なる場合がありますので、まずはお気軽に点検をご依頼してください。

専門家による点検とアドバイスを受けながら、最適な時期にカバー工法を計画することをお勧めします。
定期的な点検を行い、劣化の進行状況を把握することで、適切な時期にカバー工法を実施し、
建物の総合的な寿命、機能や美観を維持することができます。

家康ペイントの定期メンテナンスは、
修繕した1年目、
3年ごとに点検を行っていますので、安心してお任せください。

 

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