防水工事の種類と選び方【ウレタン・塩ビ・FRP・アスファルト】
「防水工事ってどんな種類があるんですか?違いがよくわからないんです…。」
そんな声をよくお伺いします。
初めての工事だと、知識もないし
種類もいろいろあって、何が一番
自分の家に適している防水工事かわかりませんよね。
けれど、この地球に住んでいる以上
雨や水漏れの心配は必ず出てくる問題です。
大切なご自宅を水漏れ、漏水から守るため
今日は代表的な防水工事
「ウレタン防水」
「塩ビ防水」
「FRP防水」
「アスファルト防水」
の4つについて、わかりやすく解説します。
各々に、それぞれ最適な場面がありますので、
是非、ご自宅の状況を照らし合わせながら
防水工事について知っていただけたら幸いです。
防水工事の基礎知識
そもそも防水工事は、「建物を雨水や湿気から守るために行う重要な施工」です。
屋上・バルコニー・ベランダ・外壁・地下部分・
トイレ・浴室
などなど、雨や水に関係するところには全て対象となる部分です。
適切な防水工事が施されていないと、水が建物内部に浸入し、
カビや腐食が進行して建物の寿命を縮めてしまうことがあります。
4つの代表的な防水工法について、
その特徴とおすすめメーカーを含めて解説していきます。
ウレタン防水
ウレタン防水とは?
ウレタン防水は、液体のウレタン樹脂を塗り重ねて、防水層を形成する工法です。
乾燥するとゴム状の弾力性のある層ができ、ひび割れに強いため、
屋上やベランダのように動きが生じやすい場所に向いています。
こんな人におすすめ
- 形状が複雑な場所を防水したい方
- ベランダや屋上など、少し動きのある場所に施工したい方
- 軽量で建物に負担をかけない防水工法を探している方
- 比較的リーズナブルなコストで施工を済ませたい方
メリット
- 柔軟性が高く、ひび割れに強い
- 複雑な形状の場所にも施工可能
- 軽量で建物に負担をかけにくい
デメリット
- 定期的なメンテナンスが必要
- 紫外線に弱く、トップコートで保護する必要がある
金額の目安
1㎡あたり約4,000〜7,000円。
20㎡程度のベランダであれば、約8万円〜14万円が目安です。
塩ビシート防水
塩ビシート防水とは?
塩ビシート防水は、塩化ビニール製のシートを敷き詰め、
接合部分を熱で溶接して密封する防水工法です。
シート自体が防水機能を持っており、施工が簡単で広範囲に適しています。
主に平らな屋上などで使われることが多いです。
こんな人におすすめ
- 広く平らな屋上や駐車場に防水を施したい方
- 長寿命でメンテナンス頻度が少ない防水を希望する方
- 紫外線や薬品に強い耐候性を重視する方
- 工期を短く済ませたい方
メリット
- 高耐久性でメンテナンス頻度が少ない
- 紫外線や薬品に強い
- 工期が短く、広範囲でも施工が容易
デメリット
- 接合部分の劣化による水漏れリスク
- 複雑な形状には施工が不向き
金額の目安
1㎡あたり約5,000〜8,000円。
30㎡の屋上の場合、約15万円〜24万円が目安です。
FRP防水(繊維強化プラスチック防水)
FRP防水とは?
FRP防水は、ガラス繊維で強化されたプラスチック素材を使用した防水工法です。
硬化後は非常に硬く、耐荷重性に優れているため、主にベランダやバルコニーで使用されます。
こんな人におすすめ
- ベランダやバルコニーなど、歩行や荷重がかかる場所に防水を施工したい方
- 長期間の耐久性を求めている方
- 強度が高く、耐久性に優れた防水工法を探している方
- 少し高めでも、強固な防水性能を重視する方
メリット
- 高強度で耐荷重性があり、歩行可能な場所に最適
- 防水性が高く、漏水リスクが少ない
- 耐久年数が15〜20年と長い
デメリット
- 施工には高度な技術が必要で、費用が高くなることも
- 建物の動きにより、ひび割れが発生する場合がある
金額の目安
1㎡あたり約6,000〜9,000円。
10㎡程度のベランダなら約6万円〜9万円が目安です。
アスファルト防水
アスファルト防水とは?
アスファルト防水は、アスファルトを溶かして塗り重ねる昔ながらの防水工法です。
複数層にわたって施工されるため、非常に高い耐久性を誇ります。
広い屋上や駐車場で多く採用されています。
こんな人におすすめ
- 広範囲の屋上や駐車場に高耐久の防水工事を行いたい方
- 長期間メンテナンスなしで耐久性のある防水を求めている方
- 昔ながらの信頼性の高い防水工法を選びたい方
- 火災にも強い防水を必要としている方
メリット
- 耐用年数が30年以上と非常に長い
- コストパフォーマンスが良く、広い面積に適している
- 耐火性が高く、火災リスクを軽減できる
デメリット
- 施工に時間がかかるため工期が長くなる
- 重量があるため、建物に負担をかける
金額の目安
1㎡あたり約4,500〜8,000円。
50㎡の屋上であれば、約22万5千円〜35万円が目安です。
防水工法の選び方
それでは、用途や予算に応じて最適な防水工法を選ぶ際のポイントをまとめます。
- コスト重視:ウレタン防水や塩ビシート防水は比較的低コストであり、広範囲の施工にも向いています。
- 耐久性重視:アスファルト防水やFRP防水は耐久性が高く、長期間にわたるメンテナンスが少ないです。
- 施工スピード重視:早く施工を終えたい場合は、塩ビシート防水が工期を短く済ませることができます。
- 複雑な場所への対応:形状が複雑な場所にはウレタン防水が最適で、柔軟に対応可能です。
家康ペイントおすすめメーカーは”田島ルーフィング”一択!
決して回し者ではありませんが、
ウレタン防水・塩ビシート防水・FRP防水・アスファルト防水
全てに関して田島ルーフィングがおすすめです!
理由として
・どんな下地でもバリエーションが豊富
下地によって、この材料が揃わないなどが
ありますが、田島ルーフィングは”これは揃わない”がない
・正しい施工方法をしっかり伝える確かな技術力と情報力
ある業者やメーカーでは、施工工法と商品がちぐはぐに
指示されるケースがあり、結果、間違った施工方法になってしまいます
しかし、田島ルーフィングでは
曖昧な施工方法になることはなく、施工工法と商品がきっちり合っています。
・メーカーの保証書の発行が可能
施工店からの保証が一般的ですが、
田島ルーフィングはメーカーからの保証書の発行が可能です。
適切な材料と施工方法をとってないとそもそも
メーカーからの保証書が出ないため
その点も信頼をおける理由の一つです。
まとめ:防水工事のご相談は家康ペイントへ
上記の情報をまとめたものがこちらになります。
※上記は、防水剤を塗る価格をシンプルに出したもので、最低価格の目安として捉えてください。
例えば、修繕に場合は別途
・撤去費用・下地補修・高圧洗浄などが必要になってくるため
お客様の家の状況により変動します。
防水工事は、建物の寿命を守るために切っても切り離せない非常に重要な作業です。
各工法にはメリットとデメリットがあるため、
どの方法が最適かは建物の状態や使用場所に応じて選ぶことが大切です。
築年数や、劣化具合など、具体的な詳細がわからないので、結局
「実際どの防水方法が良いかわからない…」という方は、
その際は、ぜひ家康ペイントにご相談ください。
お客様のご予算や用途に合わせ、最適な防水工法と信頼できるメーカーの材料を提案させていただきます!