プロが教える!台風時の雨漏り原因5つと7つの対策
そろそろ、梅雨、台風の時期がやってきますね。台風の季節になると、多くの家庭で雨漏りの問題が発生します。
特に愛知県・静岡県は太平洋に面していることもあり、全国的にも台風の上陸数が多い都道府県として知られています。(参考:国土交通省)
古い住宅やメンテナンスが不十分な建物では、
雨漏りが深刻なダメージを引き起こすことがあります。
そこで今回は、『プロが教える台風時の雨漏りの原因とその対策』について、
家康ペイントが詳しく解説します。
台風時の雨漏りの主な原因5つ
1.屋根の劣化
屋根は建物の中で最も風雨にさらされる部分です。特に台風時には強風によって屋根材が飛ばされることもあります。また、経年劣化によって瓦やスレートの隙間が広がり、雨水が侵入しやすくなることがあります。
特に日本の気候では、湿気や紫外線の影響で屋根材が傷みやすい傾向にあるため、気にかけていたほうがいいところになります。
2.屋根の接合部の不備
屋根と壁など、異なる素材が接合する部分は特に雨漏りが発生しやすい箇所です。
これらの接合部がきちんとシーリングされていないと、台風の強風と豪雨によって雨水が浸入してしまいます。
特に、屋根の谷部分や突起物周辺は注意が必要です。
3.外壁の亀裂や劣化
外壁に亀裂が入っていると、そこから雨水が侵入してくることがあります。
台風のような強い雨が続くと、外壁の小さな亀裂からでも大量の水が侵入し、室内にまで達することがあります。
特に、サイディングの継ぎ目やモルタルの割れ目は注意が必要です。
4.窓やドアの周囲のシーリングの不備
窓やドアの周囲は、シーリングが劣化すると雨水が浸入しやすくなります。
特に台風時には風圧によって水が押し込まれるため、シーリングの劣化が原因で
雨漏りが発生することがあります。これらの箇所は定期的な点検が必要です。
5.排水設備の不備
雨どいや排水管が詰まっていると、屋根に溜まった雨水が適切に排水されず、
屋根や外壁を伝って室内に浸入することがあります。
特に台風時には大量の雨水が一気に降るため、排水設備の不備が原因で雨漏りが
発生しやすくなります。
雨漏りの7つの対策
- 定期的なメンテナンスと点検
屋根や外壁のメンテナンスは、雨漏りを防ぐために非常に重要です。
定期的に専門家による点検を受け、必要な修理やシーリングの補修を行うことで、
雨漏りのリスクを大幅に減らすことができます。
特に、台風シーズン前には徹底的なチェックを行いましょう。 - 屋根材の交換と補修
古くなった屋根材は、早めに交換することが推奨されます。
瓦やスレートが割れたりズレたりしている場合は、早急に補修を行いましょう。
また、屋根の接合部には特に注意し、しっかりとシーリングを施すことが重要です。
定期的に専門家に点検してもらうことで、早期発見と対策が可能です。 - 外壁の亀裂の補修
外壁に亀裂がある場合は、早急に補修を行いましょう。
亀裂が広がる前にコーキング材を使って補修することで、雨水の侵入を防ぐことができます。
特に台風シーズン前には外壁のチェックを行うことが大切です。
外壁の素材に応じた適切な補修方法を選びましょう。 - 窓やドアのシーリングの確認と補修
窓やドアの周囲のシーリングは、定期的に確認し、劣化が見られたらすぐに補修しましょう。
シーリング材が劣化していると、そこから雨水が侵入しやすくなります。
特に風圧のかかる部分には注意が必要です。新しいシーリング材を使用して、
長持ちする補修を行いましょう。 - 排水設備の点検と清掃
雨どいや排水管の詰まりを防ぐために、定期的に点検と清掃を行いましょう。
落ち葉やゴミが詰まっていると、雨水が適切に排水されずに屋根や外壁を伝って室内に浸入することがあります。台風シーズン前には必ず清掃を行い、排水がスムーズに行われるようにしておきましょう。 - 防水シートの設置
防水シートは、屋根の下地に設置することで雨水の侵入を防ぐ効果があります。特に新築や大規模なリフォームの際には、防水シートをしっかりと設置することが重要です。
また、既存の屋根に防水シートを追加することも検討してみてください。
防水シートの選び方や設置方法については、専門家のアドバイスを受けると良いでしょう。 - 緊急時の対応策
台風の接近が予想される場合には、事前に窓やドアの周囲に防水テープを貼るなどの
応急処置を行いましょう。また、バケツやタオルを準備しておくことで、
雨漏りが発生した際に迅速に対応することができます。
事前の準備が被害を最小限に抑えるポイントです。
さらに、重要な書類や貴重品は高い場所に保管するなどの対策も有効です。
専門家に依頼するメリット
簡易的なシーリングなど、自分自身で対処出来る場合もありますが、見逃しや誤った対策が原因で問題が悪化することもあります。専門家に依頼することのメリットをご紹介します。
- 専門知識と技術
雨漏りの原因はいろいろな理由があり、個人では特定できない場合があります。専門的な知識と技術が必要になることが多いです。専門家に依頼することで、確実に原因を特定し、適切な対策をご案内することができます。 - 適切な材料の選定
専門家は、雨漏り対策に最適な材料を選定することができます。適切な材料を使用することで、長期間にわたって雨漏りを防ぐことが可能です。特に、シーリング材や防水シートなどの選定には専門的な知識が必要です。 - 迅速な対応
雨漏りが発生した場合、迅速に対応することが重要です。専門家に依頼することで、早急に対策を提案することができ、被害を最小限に抑えることができます。また、緊急時の対応策についても的確なアドバイスを受けることができます。 - 長期的な保証
専門家による修理やメンテナンスには、長期的な保証が付くことが多いです。
家康ペイントも、施工内容により保証が異なりますが、
例えば、防水工事10年保証。カバー工法20年保証(最長30年※カバー工法の種類により変動)
などをしております。
これにより、再度雨漏りが発生した場合でも安心して対処することができます。信頼できる業者を選ぶことが重要です。 - 安全対策
屋根や高所での作業は危険を伴います。専門家に依頼することで、安全に作業を進めることができます。自分で作業する場合、落下事故や怪我のリスクがあるため、プロに任せるのが安全です。
雨漏り対策の具体例
雨漏り対策の具体例をご紹介します。
- 屋根の全面点検
定期的に屋根の全面点検を行い、瓦の割れやズレ、スレートの劣化をチェックしましょう。特に、雨樋の周辺や接合部の劣化は見逃さないようにしましょう。必要に応じて、専門家による詳しい点検を依頼することも検討してください。 - 外壁の塗装
外壁の塗装は、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を果たします。定期的に外壁の塗装を行い、亀裂や劣化を防ぐことが重要です。特に、モルタル壁やサイディング壁のメンテナンスには注意が必要です。 - シーリングの補修
窓やドアの周囲のシーリングは、定期的に補修することで雨漏りを防ぐことができます。特に、シーリング材が硬化してひび割れが発生している場合は、新しいシーリング材に交換しましょう。 - 排水設備の改良
雨どいや排水管の改良を行うことで、雨水の適切な排水を確保しましょう。特に、古い建物では排水設備が劣化していることが多いため、専門家に相談して最新の設備に交換することも検討してください。 - 防水シートの設置
新築やリフォームの際には、防水シートを設置することで雨水の侵入を防ぐことができます。特に、屋根の下地や外壁の裏側に防水シートを設置することで、効果的な雨漏り対策が可能です。
まとめ
台風時の雨漏りは、建物の劣化やメンテナンスの不足が主な原因です。
しかし、定期的な点検と適切な対策を行うことで、雨漏りのリスクを大幅に減らすことができます。
プロによる定期的なメンテナンスを受けることはもちろん、
日常的に自分でもチェックを行い、早めに対策をすることも重要です。
特に台風シーズン前にはしっかりと準備を行い、大切な家を守るための対策を講じましょう。
また、専門家に依頼することで、安全かつ確実に雨漏り対策を実施することができます。
自分で対処する場合は、細心の注意を払いながら作業を行い、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
雨漏り対策は、建物の寿命を延ばし、快適な住環境を維持するために欠かせない取り組みになります。