【稲沢市】シーリング工事とは~防水機能の回復の手順&依頼する際の注意点~
2022.08.05 (Fri) 更新
こんにちは!(^^)!
稲沢市外壁塗装専門店家康ペイントです。
先日、お仕事終わりに富田さんとジムへいってきました~♬
初めてのジム、楽しかったです(*^^*)
さて本日はシーリングについての記事です。
建物の健康を守るシーリング工事。皆さまが、中長期的な視点からビル経営やビル管理をするうえにおいて、シーリング工事は必ず押さえなくてはならないと言っても過言ではない項目になるのではないでしょうか?シーリングで建物の寿命が大きく変わってきます。
シーリング工事の基礎知識
シーリング工事とは、「建物の外壁ボード間のつなぎ目」や「外壁とサッシの隙間」など、動きの多い目地または隙間などに高度の防水性・機密性等を確保することを目的とした工事のことです。
シーリング工事を行うことによって、建物の隙間からの雨水の侵入を防ぐことができます。さらに、地震で建物が揺れた時や強い風の風圧を受けた時に、目地(部材間の継ぎ目)の動きに追随、伸び縮みをし、建物を漏水等から守ることがシーリングの主な理由です。
建物の隙間を埋めたシーリング材がその役割をしっかりと果たすには、定期的なメンテナンスが必要です。常に外部環境にさらされるシーリング材は、太陽の紫外線の影響を受けて、約5年経過するとひび割れ、肉やせ、はく離などの劣化がはじまるからです。すると水を通す隙間を塞いだり、建物の動きに追随して伸縮するという本来の性能が発揮出来なくなり、建物全体の劣化をスピードアップさせてしまいます。
したがって、ビルの管理者は定期的にシーリング材の状態をチェックし、正常に機能を果たしているかを確認しなくてはなりません。
シーリング工事の手順
実際のシーリング工事がどんなものなのか詳しくご紹介していきます。シーリング工事は、「打ち替え工事」と「打ち増し工事」があります。
打ち替え工事とは、既存のシーリングをすべて取り除いた後に、新しいシーリングを充填する工事のことです。打ち増し工事とは、既存のシーリング材の上に、新たにシーリング材を足す工事のことです。打ち増し工事は、シーリング材が硬化やひび割れなど劣化が進み切っていない場合に行われるあくまでも応急措置のような工事です。既存シーリングを撤去費用がない為、打ち替えよりも単価を抑えることができますが、下地処理にこだわる弊社家康ペイントでは、あまりお勧めはしていません。
シーリング工事の作業手順をまとめると次のようになります。
シーリング工事の作業手順
【手順1】既存シールの撤去(打ち替え工事の場合)
既存のシーリング材をしっかりと撤去します。
既存シールを残したまま増し打ちを行うと、コストの削減は可能ですが、悪くなっているシーリングの上から新しいシーリングを充填してしまうと悪いものの上にただ新しい物を乗せているだけの状態です。劣化のスピードが早くメンテナンスの時期が早くなってしまい結果的に余分なお金が掛かることはもちろん、防水性能もあまり期待が出来ないでしょう。このような事態を防ぐ為に弊社家康ペイントは下地処理にこだわり、悪くなっているシーリングは全て打替えをさせていただいております!質の高い工事は家康ペイントへお任せください(^^)
【手順2】 清掃
既存シール撤去後、新しいシーリング材を充填する前に溝部分をきれいに清掃し、密着性を高めます。
【手順3】プライマーの塗布
シーリングを施す場所に錆びやホコリがなく乾燥していることを確認し、シーリング材を目地に接着するプライマーを塗布します。
【手順4】シーリングの充填
コーキングガンと呼ばれる器具を使い、シーリング材を目地に充填します。「どんなシーリング材を使うか」「ノズルのサイズや形が適切か?」「気泡が入っていないか?」など、職人の判断や技能により仕上がりが左右されます。
【手順5】ヘラ押さえ
充填したシーリング材を、ヘラを使って押さえて密着させます。密着性を高めるとともに、余分なシーリング材を除去し、表面をきれいに整えます。
【手順6】シーリング施工完了
シーリング材が乾ききる前に、マスキングテープをはがし、施工完了です。
シーリング工事の注意点
シーリング工事はいろいろな注意点があります。それらを知っておくと、工事業者へ依頼する際非常に役立ちますよ!(^^)!ポイントとしては【シーリング材の有効期限】です。意外とおざなりに扱っている施工業者もいますので、有効期限切れのシーリング材が使われていないかを実際に確認できることが望ましいです。
また、シーリング工事のクオリティに大きく関わる問題として天候が関係することも。シーリング工事は、一般的には気温15~25℃、湿度80%未満で曇天・無風状態が工事に適していると言えます。一方、業者の立場としては、業務効率の面から「多少の低温や雨、風なら決行したい」と考える場合があります。しかし、無理矢理工事を行ってしまうと、シーリング材の性能低下(結果として耐用年数の低下となる)に繋がってしまいます。無理に工事を進めて後悔することがないよう、雨天が予測される場合は作業中止を、あらかじめ話し合っておくことが良いでしょう。その他にももちろん、工事担当者の経験やスキルも質の良い工事をするにあたって重要なポイントです。シーリングの打ち替えというのは、各施工箇所の条件にあわせ、現場に適した材料を選び、きめ細かい作業を確実に行わなくてはならない、難しい作業となります。雑な工事をすると、後々にひび割れや水漏れなどの不具合に繋がります。
まとめ
一見すると地味な修繕工事と思われるシーリング工事ですが、建物を長持ちさせる為に欠かせない作業です。DIYで行うにはかなり手間が掛かり、技術的に難しいです。シーリング工事は、皆さまの大切なお家の防水機能の回復、建物耐用年数の維持に大きく貢献してくれます。長期にわたり建物のメンテナンスを手がけ、劣化具合の早期発見、機能維持修繕工事に携わってきた家康ペイントは、シーリング工事についても豊富な経験と専門知識にもとづいたアドバイスを提供することが可能です!!