遮熱塗料は効果がない?その答えは業者選びにあった
2026.03.06 (Fri) 更新

遮熱塗料は業者選びで差が出る|効果がないと言われる本当の理由
「遮熱塗料を塗ったのに、思ったほど涼しくならない」
「最初は良かったけれど、数年で効果が薄れた気がする」
遮熱塗料について、こうした声は珍しくありません。
遮熱塗料が「効果がない」と感じる原因の多くは、塗料そのものではなく、
遮熱の原理(反射)を前提にした選定と維持管理ができていないことにあります。
今回の記事では、稲沢市を拠点に、一宮市・清須市・小牧市・日進市・愛西市・津島市・名古屋市・あま市・大治町など、
愛知県全域で対応している外壁・屋根塗装専門店「家康ペイント」が
遮熱塗料が効きにくくなる理由と、後悔しにくい業者選びの判断ポイントを整理します。
遮熱塗料が「効果がない」と感じやすい体感例
施主様からよく聞く体感ベースの声は、次のようなものです。
- 2階や屋根裏の暑さがあまり変わらない
- エアコンの使用頻度や電気代が大きく変わらない
- 塗装後1〜2年は良かったが、最近は効果を感じにくい
これらは遮熱塗料が「悪い」というより、遮熱の仕組みが十分に働いていない状態で
起きているケースが多く見られます。
遮熱塗料の仕組みと、効果が落ちる原因
遮熱塗料は、太陽光のうち熱の原因となりやすい近赤外線を反射し、
屋根や外壁の表面温度上昇を抑える塗料です。
重要なのは、遮熱性能が「反射できる表面状態」を前提としている点です。
汚れが反射性能を妨げる
外壁や屋根には、年月とともに次のようなものが付着します。
- ホコリ・土埃
- 排気ガス
- 雨だれ
- カビ・藻
こうした汚れが塗膜表面に残ると、光をうまく反射できなくなり、遮熱性能は徐々に低下します。
「遮熱塗料は効果がない」と感じる多くの原因は、この状態です。
遮熱塗料は低汚染性・超低汚染性とセットで考える
遮熱塗料の効果を長く維持するうえで重要なのが、低汚染性・超低汚染性です。
低汚染性とは、汚れが付着しにくく、雨水で汚れが流れやすいなど、塗膜表面の汚れ残りを抑えやすい設計を指します。
遮熱塗料は反射性能が重要なため、汚れにくさを考慮しない設計では、数年後に効果を感じにくくなる可能性があります。
そのため、遮熱塗料は低汚染性・超低汚染性と合わせて検討することが現実的です。
「低汚染性は不要」と言われたら確認したいこと
遮熱塗料の相談時に、
「遮熱塗料なら低汚染性や超低汚染性は必要ありません」
と説明されることがあります。
遮熱塗料は「反射」で熱の侵入を抑えるため、汚れによって反射性能が落ちる可能性を無視する説明は、遮熱の原理まで踏まえた提案とは言い切れません。
低汚染性や超低汚染性の重要性が説明されない場合は、遮熱性能を「塗った直後」だけで捉えている可能性があります。
遮熱効果を長く維持する視点があるかどうかは、業者選びの判断ポイントになります。
遮熱塗料はメーカーによって性能差がある
遮熱効果を維持しやすい塗料の一例
遮熱塗料は、どの製品を選んでも同じ結果になるわけではありません。
特に「反射性能をどれだけ長く保てるか」という視点では、塗膜表面の汚れにくさまで考慮された設計かどうかが重要になります。
ここでは、遮熱性能と低汚染性の両立を考えるうえで、選択肢になりやすい塗料の一例を紹介します。
アステックペイント|超低汚染リファインシリーズ
超低汚染リファインは、塗膜表面に汚れが定着しにくい設計がされており、
雨水が汚れの下に入り込み、自然に洗い流されやすい「セルフクリーニング性」を持つ塗料です。
遮熱塗料は、表面が汚れることで反射性能が落ちやすくなりますが、
超低汚染リファインは汚れを溜め込みにくい構造のため、遮熱効果を維持しやすい点が特徴です。
「遮熱性能をできるだけ長く活かしたい」「外壁の美観も重視したい」と考える場合に、検討しやすい塗料です。
NCK|エシカルプロクール
エシカルプロクールは、塗料粒子が細かく、塗膜表面が比較的なめらかに仕上がる設計が特徴です。
表面が滑らかな塗膜は、汚れが引っかかりにくく、付着しても雨水などで落ちやすい傾向があります。
そのため、遮熱塗料に求められる反射性能を妨げにくい状態を保ちやすい塗料といえます。
遮熱性能とあわせて、低汚染性を重視したい場合の選択肢として検討しやすい塗料です。
遮熱塗料は、どのメーカーでも同じ性能というわけではありません。
遮熱顔料の種類や配合、低汚染性の設計思想により、効果の出方や持続性に差が出ます。
実務上、遮熱性能と低汚染性の両立を意識した塗料として、NCKやアステックペイントの製品を選択肢に入れるケースがあります。
重要なのは、遮熱という言葉だけで判断せず、遮熱性能を維持できる設計かどうかまで見て検討することです。
遮熱塗料の効果が落ちたと感じたときの対処法
遮熱効果が弱くなったと感じても、すぐに塗り替えが必要とは限りません。
表面の汚れを除去するだけで、反射性能が改善する場合があります。
自分でやる場合
- ケルヒャーなど家庭用高圧洗浄機で水洗いをする
※外壁材やシーリングを傷める可能性があるため、圧力と距離、当て方には注意が必要です。
業者に依頼する場合
- 高圧洗浄で水洗いをする
- 洗浄後に塗膜状態を確認し、再塗装が必要か判断する
定期的な洗浄・点検は、遮熱塗料の性能維持という点でも有効です。
遮熱塗料で後悔しにくくする業者選びチェックリスト
遮熱塗料は、業者選びで結果が変わりやすい工事です。
見積もりや相談時に、次の項目を確認してみてください。
- 遮熱塗料の仕組みを説明してくれるか
反射によって温度上昇を抑える仕組みが説明されているか - 低汚染性・超低汚染性について説明があるか
汚れが遮熱効果に与える影響と、対策の考え方が説明されているか - 経年劣化後の状態まで話しているか
塗装直後だけでなく、数年後の汚れ・性能変化まで触れているか - メーカーや塗料の違いを説明しているか
「どれも同じ」という説明ではなく、選定理由があるか - メンテナンス方法まで案内があるか
洗浄や点検の必要性が説明されているか - 建物条件を確認したうえで提案しているか
屋根材・外壁材・立地条件などを見て、適性を判断しているか
これらを自然に説明できる業者は、遮熱塗料を商品名ではなく、原理と性能で扱っている可能性が高いと言えます。
遮熱塗料を適切に選ぶ視点は、外壁塗装全体の業者選びと共通します。
より幅広い視点で業者の見極め基準を整理したい場合は、こちらもあわせてご覧ください。
まとめ:遮熱塗料は「塗料名」より「説明の質」で差が出る
遮熱塗料は、塗れば必ず涼しくなるという性質のものではありません。
一方で、遮熱の原理(反射)を前提に、低汚染性まで含めた塗料選定と、経年後を見据えた説明・維持管理ができれば、納得しやすい塗装になりやすいです。
家康ペイントでは、建物の状態(屋根材・外壁材・立地条件)を確認したうえで、遮熱塗料が適しているか、低汚染性との組み合わせが必要かまで含めてご説明しています。
遮熱塗料について「効果がないのでは」と不安を感じている場合は、状態確認からの相談をご検討ください。























