【電気代が変わる!】夏の外壁塗装で室温対策|遮熱効果の高い色の選び方
2025.08.06 (Wed) 更新
外壁の色が室温に与える影響とは?科学的な視点から解説
東海エリア(愛知・岐阜・三重)は、全国的にも夏の最高気温が高くなりやすい地域。特に内陸部では、猛暑日が連続することもあり、室温対策は必須です。
夏の暑さが年々厳しくなっている昨今、
家の中を快適に保つための工夫が注目されています。
エアコンをつければ涼しくなりますが、電気代は確実に上がってしまいますよね。
実は暑さ対策の一つとして、家の外壁の色を変えるだけで、
室内温度を数度下げられる可能性があるのをご存知でしょうか?
これは単なる噂話ではなく、科学的な根拠に基づいた事実です。
外壁の色と室温の関係について、建築の専門家たちは長年研究を重ねてきました。
その結果、外壁の色が濃いほど太陽光を吸収しやすく、
明るい色ほど反射する傾向があることが明らかになっています。
黒い服を着て真夏の太陽の下に立つと、
白い服を着ているときよりも暑く感じるのと同じ原理です。
では、この原理が住宅の外壁にどう適用されるのか、
稲沢市を拠点に、一宮市・清須市・小牧市・日進市・愛西市・津島市・名古屋市・あま市・大治町など、
愛知県全域で対応している外壁・屋根塗装専門店「家康ペイント」が詳しく解説します!

外壁の色による温度差はどれくらい?驚きの数値データ
「外壁の色で本当に温度が変わるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
結論から言えば、外壁の色の違いによって表面温度には最大で15℃〜25℃もの差が生じることがあります。
白い外壁と黒い外壁では、夏の日差しが強い日には表面温度に10℃以上の差が出ることも珍しくありません。
この温度差は決して小さなものではなく、室内環境や電気代に大きな影響を与える可能性があります。
金沢工業大学の実証実験によると、外壁の色が白と黒では、
夏場の暑さに関しては「黒色」は「相当に不利」に働くことが確認されています。
特に日射量の多い地域では、この差はより顕著になります。
ただし、外壁の色が直接室内温度に影響するわけではなく、
壁内の空気層が熱の伝導を緩和している点も理解しておきましょう。

黒い外壁のメリット・デメリット〜夏の暑さと冬の暖かさ
黒い外壁は、モダンでスタイリッシュな印象を与えるため、近年の住宅デザインでは人気の選択肢となっています。
しかし、見た目の良さだけでなく、居住性にも影響を与える重要な要素です。
黒い外壁のメリット:
- 冬は暖かくなる:熱を吸収しやすく、断熱性が低い住宅でも冬場の寒さを和らげやすい
- 高級感が出る:シンプルで洗練されたデザインが好まれる傾向に
- 黒っぽい汚れが目立ちにくい:雨だれやカビなどが目立ちにくいのも利点
黒い外壁のデメリット:
- 夏は暑くなりやすい:太陽光の吸収量が多く、冷房効率が落ちやすい
- 白っぽい汚れが目立つ:砂埃や鳥のフンなどが目立ちやすい
- 色あせしやすい:紫外線により劣化が早まるリスクも

白い外壁の省エネ効果〜電気代はどれくらい節約できる?
それでは次に、白い外壁についてです。
白い外壁は太陽光を反射する性質があり、夏の室温上昇を抑える効果が期待されます。
武蔵工業大学の研究によると、外壁の反射率を高めることで冷房負荷が軽減されることが確認されています。
標準的な断熱性能の家において、黒い外壁と白い外壁では、室温に0.7〜1℃の差が出ることも。
たった1℃の差ですが、エアコンの設定温度を1℃上げるだけで電力消費を約10%削減できるとされています。
夏場の電気代が4万円とすると、約4,000円の節約に。
10年間で4万円、30年で12万円の差になると考えると、
外壁の色選びが家計に与える影響は意外と大きいかもしれません。

最新技術!遮熱塗料で暑さ対策と色の両立を実現
とはいっても、お好みの色もあると思います!
「黒い外壁が好きだけど、暑さが心配…」そんな悩みに応えるのが「遮熱塗料」です。
遮熱塗料は、濃い色でも赤外線を反射する特殊な塗料。
見た目は黒でも、近赤外線を反射して熱の吸収を抑えることができます。
例えば、アスファルトの赤外線反射率は約4%なのに対し、
遮熱塗料では10倍以上の反射率を持つものも。表面温度を15℃以上下げられるケースもあります。
家康ペイントでは、こうした高機能塗料を使った
「高日射反射プラン」をご用意。
外壁塗装は35.7万円〜、屋根塗装は23.6万円〜対応しています。

断熱と遮熱の違い〜効果的な組み合わせで最大の省エネを
断熱とは熱の“伝わり”を防ぐことで、遮熱とは熱の“入り口”を防ぐことです。
実際には、南向きの大きな窓ガラスから入る日射熱の影響が室温上昇に直結することも多く、
断熱+遮熱のダブル対策が効果的です。
高断熱住宅では色の影響は小さいですが、
断熱性能が低い住宅では外壁の色による室温差が1℃以上になることも。
築年数が古い住宅ほど、断熱性能が低い傾向にあります。
リフォーム時は断熱強化と遮熱塗料をセットで検討しましょう。
遮熱塗料をするだけで
室内温度が2℃~3℃も変化するんです。

[参考記事]遮熱塗料に関する記事はコチラをご覧下さい
プロが教える!外壁の色選びのポイントと注意点
外壁の色選びでは、省エネ性・見た目・メンテナンス性のバランスを考えることが大切です。
1. 地域の気候
暑い地域では白、寒冷地では中間色など、気候に合った色を選びましょう。
2. 周辺との調和
周囲の景観に馴染む色を選ぶことで、家全体が美しく見えます。
3. 汚れの目立ちにくさ
白は黒っぽい汚れ、黒は白っぽい汚れが目立ちます。生活環境に合った色選びが大切です。
家康ペイントでは、稲沢市を拠点に愛知県全域で、建物や地域に合わせた色のご提案を行っています。

[参考記事]ご自宅の家のカラーバリエーションを知りたい方は
無料カラーシミュレーションも行なっています!
まとめ:外壁の色で変わる夏の暮らし快適度
外壁の色は、単なる見た目の問題ではありません。
選ぶ色によって、夏の室温が変わり、電気代も大きく変わってくるのです。
特に、夏の暑さが厳しい東海エリア(愛知・岐阜・三重)では、
白系などの明るい色を選ぶだけで、表面温度に最大25℃もの差が出るケースも。
エアコンの使用量が減り、電気代の節約にもつながります。
さらに、遮熱塗料を活用すれば、濃い色でも遮熱性能を確保できるため、
見た目と機能性を両立することも可能です。
また、断熱とのダブル対策で、夏だけでなく冬の快適性もアップ。
外壁塗装は、一度きりの大きなメンテナンスだからこそ、慎重な判断が必要です。
ここまでのポイントをおさらい
- 外壁の色で、最大25℃もの表面温度差が生じる
- 黒は冬に有利・白は夏に有利、ただし遮熱塗料で解決可能
- 断熱+遮熱で、1〜3℃の室温差が生まれ、電気代節約に直結
- 外壁色は、地域の気候・景観・メンテナンス性をふまえて選ぶ
家康ペイントでは、稲沢市を中心に、
愛知・岐阜・三重の地域特性をふまえたご提案を行っています。
「どんな色が自分の家に合う?」「遮熱塗料って実際どうなの?」といったお悩みも、
カラーシミュレーション付きでわかりやすくサポート。
暑さも、電気代も、色で変えられる時代。専門家に相談するのが、いちばんの近道です。
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