【完全保存版】屋根塗装の流れと日数|全10工程をやさしく解説
屋根って見えないから…知らないうちに傷んでるかも?
「雨漏りしてないから大丈夫」 「見た目がキレイだからまだ早いかも」
そう思っていても、屋根の劣化は”静かに、でも確実に”進行しています。
外壁よりも紫外線・雨風のダメージを365日絶え間なく受け続ける屋根。知らないうちに劣化が進み、
気づいたときにはすでに塗装だけで済まない…というケースも少なくありません。
今回は、そんな屋根塗装の全体の流れと日数を、家康ペイントの対応とあわせてやさしく解説します!
屋根塗装でよくある誤解・勘違い3選
①「見た目がキレイだから大丈夫」
→ 表面の色はキレイでも、塗膜の防水性は低下していることがあります。
② 「雨漏りしてないから問題ない」
→ 小さなヒビや浮きが徐々に進行して、ある日突然の雨漏りにつながる可能性も。
③ 「高級塗料を選べば絶対に長持ちする」
→ 塗料の性能だけでなく、下地処理や施工技術も耐久性に大きく影響します。
せっかくのいい塗料でも施工が雑だと、効果は半減してしまいます。
屋根と外壁、ここが違う!
大まかな工程(洗浄・下地処理・塗装・点検など)は外壁と同じですが、
屋根には次のような特徴があります。
1. 紫外線と雨のダイレクトダメージ
屋根は一年中太陽光を直接受け、雨風にもさらされ続けるため、外壁よりも劣化スピードが2倍近く早いといわれています。
特に南向きの屋根面は太陽光の影響をより強く受けます。
2. 目視での確認が困難
日常生活で屋根の状態を確認することは難しく、劣化に気づきにくいのが大きな特徴です。
定期的な点検がないと、知らないうちに深刻な劣化が進行してしまうことも。
スレート(カラーベスト・コロニアルなど)、金属屋根(ガルバリウム・トタン)、モニエル瓦など、
屋根材によって下地処理や塗装手順が大きく異なります。特にスレート屋根では「縁切り」という特殊工程が必要です。
4. 高所作業による安全対策の重要性
外壁よりもさらに高い位置での作業となるため、安全対策がより重要になります。
勾配のある屋根面での移動や作業には専門的な技術と経験が必須です。
👉 外壁塗装の流れはこちらをご覧ください
屋根塗装の全体スケジュールと日数
おおよそ10〜14日程度(※天候・屋根の状態により変動)
工程 | 内容 | 日数目安 |
---|---|---|
1 | 打ち合わせ | 0.5日 |
2 | 近隣挨拶 | 0.5日 |
3 | 足場設置 | 1日 |
4 | 高圧洗浄 | 1日 |
5 | 下地補修・処理 | 1〜2日 |
6 | 養生 | 1日 |
7 | 下塗り | 1日 |
8 | 中塗り | 1日 |
9 | 上塗り | 1日 |
10 | 完了検査・足場解体 | 1日 |
各工程の詳細とお悩み&家康ペイントの対応
お客様からよく寄せられるご質問やお悩みと、家康ペイントがどのように対応しているのかを各工程ごとにご紹介します。
屋根塗装ならではの視点から、知っておきたいポイントもお伝えします。
① 打ち合わせ
→屋根は直接見えないからこそ、実際の状態と見積もりが合っているか不安になりますよね。
💡家康ペイントの対応: 屋根を診断してから契約内容を説明。
ドローンによる空撮写真も活用して、実際の状況を確認することで
納得できる見積もりをご提案します。
屋根材の種類に応じた適切な塗装プランをご提案し、
トラブルが起きやすい箇所を重点的に説明します。
② 近隣挨拶
→ 騒音や車の出入り、塗料のニオイなどで心配というお声をよくいただきます。
💡家康ペイントの対応: 工事日程・騒音の説明を事前にお伝えし、
ご不在宅には丁寧なご案内文も投函いたします。
また、0ではありませんが、極力ニオイの弱い塗料を使用しております。
③ 足場設置

→ 屋根だけの工事なのに全周囲の足場にコスト面で疑問を持たれる方も多いですね。
💡家康ペイントの対応: まず一番は、作業員の転落防止策として、足場が必要になります。屋根は最も危険な高所かつ傾斜作業のため、適切な足場が品質を左右します。
屋根形状に合わせた独自設計で、安全性と作業効率を両立。太陽光パネルや複雑な屋根形状にも対応し、均一な仕上がりを実現します。
部分的な足場では届かない箇所も多く、全体の美観と耐久性を考えると全周足場が必要なのです。

④ 高圧洗浄
→ 大きさにもよりますが、30坪ほどの建物であれば、1日はかかりません。場合によっては2回洗浄することもございます。
💡家康ペイントの対応: 150kgfの業務用高圧洗浄機で、コケや藻、カビ、旧塗膜を徹底除去。屋根材を傷めない適切な水圧で、素材に応じた洗浄方法を選択します。十分な乾燥時間も確保し、後工程の密着力を高めます。
⑤ 下地補修・処理
→放っておくと雨水が入り、下地が腐ることも。屋根材の種類によって補修方法が大きく異なる重要な工程です。
💡家康ペイントの対応: 釘の浮き・ヒビ割れ・サビを丁寧に補修し、塗装が長持ちするよう整えます。屋根材に応じた専用の処理方法で対応:
- スレート屋根: 浮きの補修、割れ・欠損部の交換、専用充填剤での補修
- 金属屋根: サビのケレン作業、浮いた釘の打ち直し、接合部の補強
- モニエル瓦: クラック補修、破損瓦の交換
特に重要: スレート屋根の「縁切り」作業を徹底。雨水がスムーズに流れ、湿気がこもらない健全な屋根に整えます。家康ペイントではスレート屋根のタスペーサーの挿入を標準施工とさせていただいています。
⑥ 養生
→ 屋根は高いぶん飛散リスクも大きいです。外壁以上に養生が重要になります。
💡家康ペイントの対応: 車や植栽だけでなく、太陽光パネルや屋根上の設備まで徹底養生。屋根からの塗料落下は広範囲に及ぶため、外壁塗装よりも広い範囲をカバー。特に屋根上での足場移動による瓦の破損リスクにも配慮した養生を行います。風の強い日は作業調整し、安全を最優先します。
⑦ 下塗り
→ 下塗りは塗料の密着を左右する重要な工程です。特に屋根は素材によって下塗り材が大きく異なります。
💡家康ペイントの対応: 屋根材に合わせた専用下塗り材で、吸い込みムラや剥がれを防止します。
- スレート屋根: シーラー(浸透型プライマー)で素材の奥まで密着
- 金属屋根: 錆止め下塗り(エポキシ系)で腐食を防止
- モニエル瓦: 吸い込みの多い素材用の特殊シーラーで密着性向上
⑧ 中塗り
→ 発色と塗膜の厚みを整えるために欠かせません。特に屋根は紫外線影響が大きく、塗膜厚が重要です。
💡家康ペイントの対応: 塗料の性能を引き出す塗布量を守り、均一な仕上がりに。屋根面の勾配に合わせた塗装方法で、塗料が垂れたり溜まったりすることなく均一な塗膜を形成します。

⑨ 上塗り
→ 地上からは見えづらい屋根だからこそ、信頼できる職人が必要です。
💡家康ペイントの対応: ムラや塗り残しをゼロにし、艶のある美しい屋根に仕上げます。屋根材の種類や色に合わせた塗料選びも重要なポイント:
- スレート屋根: UV耐性の高いウレタンやシリコン塗料で保護
- 金属屋根: 熱反射性能のあるクールタイプ塗料も選択可能
- モニエル瓦: 通気性と防水性のバランスに優れた専用塗料
仕上がりの写真を撮影して、お客様に工事過程も含めてご報告します。
⑩ 完了検査・足場解体
→ 高所だからこそ報告が大事ですよね。特に屋根は一度足場を解体すると、修正が難しくなります。
💡家康ペイントの対応: 写真付きでご報告。ご一緒に最終確認し、納得いただいた上で解体・清掃します。屋根塗装による効果(遮熱、防水など)も数値データでお示しし、工事の価値を実感いただきます。
屋根塗装ならではの注意点と対策
1. 屋根材の種類に合った塗装方法の選択
屋根材によって塗装方法が異なります:
- スレート屋根(カラーベスト・コロニアル): 縁切り作業が必須、塗り回数は最大3回まで
- 金属屋根(トタン・ガルバリウム): 錆止め処理が重要、ケレン作業の丁寧さが寿命を左右
- モニエル瓦(セメント瓦): 下地調整と補修が特に重要、専用シーラー処理が必要
2. 天候の影響が大きい
外壁より天候の影響を受けやすく、雨上がり後も屋根面の乾燥に時間がかかります。工期に余裕を持つことが大切です。
3. 屋根の勾配による作業難易度
急勾配の屋根は作業効率が下がり、工期や費用に影響することがあります。安全確保のため特別な足場設計が必要な場合も。
4. 遮熱効果を考慮した塗料選択
屋根は太陽熱を直接受けるため、遮熱塗料の効果が特に高い部位です。色選びも室内温度に大きく影響します。
屋根と外壁塗装、一緒にやるのが断然お得!
屋根だけ・外壁だけの塗装も可能ですが、実は屋根と外壁を同時に塗装するのが一番お得です!
- 足場費用の削減: 一度の足場設置で両方の工事が完了するため、20〜30万円ほどの足場代が節約できます
- 一貫した工期: 別々に行うより日数を短縮でき、近隣への配慮も一度で済みます
- 統一感のある仕上がり: 色やデザインを同時に検討でき、美観上も優れた結果に
- 劣化時期の一致: 築10年前後で屋根も外壁も塗装適期を迎えることが多く、数年のズレなら同時施工が理想的

ダブルで嬉しいのが同時施工なんだよね
よくある質問
Q. 雨が降ったらどうなるの?
→ 作業は中止し、スケジュールを再調整します。屋根面は外壁よりも乾燥に時間がかかるため、天候には特に注意しています。
Q. においは室内に入る?
→ 基本的に入りませんが、養生中は一部換気が制限されることがあります。特に屋根裏収納や小屋裏がある場合は注意が必要です。
Q. 家にいないといけませんか?
→ ご不在でも対応可能。事前にご希望を伺います。ただし完了検査時にはできるだけご立ち会いいただくことをお勧めします。
Q. 工事後に不具合が出たら?
→ アフター保証付き。特に屋根は目視確認が難しいため、定期点検サービスも行っています。
Q. 塗料の耐久性は?
→ シリコンで10〜15年、フッ素で15〜20年が目安です。屋根に使用する塗料は外壁より高い耐候性が求められるため、品質の良い塗料を使用することをお勧めします。
Q. 屋根塗装特有の「縁切り」って何?
→ スレート屋根で行う、重なり部分の塗膜を切り離す作業です。これにより雨水の排出と通気性が確保され、屋根材の寿命が延びます。
まとめ
- 屋根塗装は全10工程・約3~5日で完了(※屋根の大きさ・天候により異なります)
- 屋根は外壁より劣化が早く、早めの点検・対策が重要
- 屋根材ごとに最適な施工方法が異なる(スレート・金属・モニエル瓦など)
- 工程の意味を知ることで、安心して任せられる
- 不安や疑問は家康ペイントが丁寧に解消
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