冬の乾燥と外壁塗装|知っておくべき注意点
・ひび割れができた
・汚れが目立ってきた
・年末年始、家族会議ができ塗装することになった
など、外壁塗装が必要な時期は、築年数以外にも
見た目が気になってきたなと、気づいた時にお客様からお問合せを
いただくことが多いです。
ですが、今の冬の乾燥シーズンは特別な注意が必要な時期です。
寒さや乾燥が外壁に与える影響を理解し、塗装前の準備や対策を取ることで、
長持ちする美しい仕上がりを実現できます。
塗装前に知っておきたいポイントを詳しく解説します!
冬の乾燥が外壁に与える影響
1. 外壁素材のひび割れ
冬場の乾燥と低温により、外壁素材が収縮し、ひび割れが発生することがあります。特に、モルタルやコンクリート製の外壁は、気温変化に敏感で、乾燥によるダメージが出やすい素材です。ひび割れが進行すると、見た目が悪くなるだけでなく、防水性が損なわれ、内部への水分浸入のリスクも高まります。
2. 塗膜の劣化
乾燥した環境では、既存の塗膜が硬化しやすく、割れや剥がれの原因となります。これにより、外壁が劣化し、保護機能が低下する可能性があります。冬場は特に塗膜の状態を注意深くチェックし、必要に応じて早めに対応することが重要です。
3. 吸水性の増加
乾燥でひび割れが発生すると、外壁が水分を吸いやすくなり、雨や雪による浸水リスクが高まります。結果として、内部の劣化やカビ・コケの発生を招くことも。特に冬は、乾燥と湿気の変動が激しいため、外壁の吸水性がさらに増す可能性があります。
冬に塗装を行うメリットと注意点
冬の塗装のメリット
- 乾燥が早い
冬は湿度が低いため、塗料が乾きやすく、作業がスムーズに進む場合があります。特に塗装後の仕上がりが均一になりやすい点が魅力です。 - 塗装業者の繁忙期ではない
春や秋に比べて依頼が集中しにくい時期なので、柔軟にスケジュールを調整できる場合があります。タイミングを工夫することで、割引などのサービスを受けられる可能性もあります。
冬に塗装する際の注意点
- 気温に注意
気温が5℃以下になると、塗料がうまく乾燥しないことがあります。作業日や時間帯を慎重に選ぶ必要があります。 - 結露対策
朝夕の冷え込みによる結露が発生しやすい時期でもあるため、塗装前に表面の水分をしっかりと取り除くことが重要です。 - 風の影響
乾燥した冷たい風が強い日には、塗料が飛び散ったり乾燥が早すぎたりするため、風速も考慮して施工を進めましょう。
塗装前に知るべきチェックポイント
1. 外壁の状態を確認
冬に塗装を行う前に、外壁のひび割れや剥がれを入念にチェックしましょう。事前に修繕を行うことで、塗装の仕上がりが大きく変わります。特に寒冷地では、凍結と乾燥が外壁に複合的なダメージを与えるため、入念なチェックが欠かせません。
2. 塗料選び
寒冷地や冬場の施工に適した低温対応の塗料を選ぶことが大切です。塗料メーカーや施工業者に相談して、最適な製品を選びましょう。低温でも硬化が可能な専用塗料を選ぶことで、塗装後のトラブルを防げます。
3. 施工業者の選定
冬場の塗装には専門的な知識が必要です。経験豊富な業者を選び、しっかりと相談することをおすすめします。冬の施工に慣れている業者であれば、適切な手順で安全かつ効率的に作業を進められます。
冬に塗装を成功させるコツ
- 気象条件を重視する
天候が安定した日を選び、日中の暖かい時間帯に作業を行うようにしましょう。雪や強風が予想される日は避けることが重要です。 - 計画をしっかり立てる
外壁のチェック、修繕、塗装をスムーズに進めるため、作業スケジュールを明確にしておくことが重要です。特に冬場は天候の変化が予測しづらいため、予備日を確保しておくと安心です。 - 冬に強い塗料を選ぶ
耐寒性に優れた塗料を使用することで、冬場でも高い品質を保つことができます。さらに、防水性や耐久性を重視した塗料を選ぶことで、長期間にわたって外壁を保護することができます。
まとめ
冬の乾燥は外壁にさまざまな影響を与えるため、塗装前の準備が重要です。
しかし、適切な対策を講じることで、冬場でも安心して外壁塗装を行うことが可能です。
塗装前にしっかりとチェックを行い、信頼できる業者とともに計画を立ててください。
外壁塗装は、家を守るための大切なメンテナンス。
冬の塗装の正しい方法を知ることで、住まいをさらに魅力的に保つことができます。
愛知県では、そこまで雪や寒さの影響を受けることは少ないですが
昨今の異常気象に備えて、正しい知識を知っておくといざという時に便利です!