シーリングの劣化症状にはどのようなものがある?
2023.10.13 (Fri) 更新
あなたのおうちのシーリングは劣化していませんか。
シーリングは、3年から5年ほどで劣化してきます。
今回は、シーリングの劣化症状と劣化の原因を解説します。
この機会に劣化症状がないか、シーリングの点検をしましょう。
□シーリングの劣化症状はどのようなもの?
シーリングが劣化しているときの特徴は5つです。
1つ目は、シーリングが黒く汚れていることです。
シーリングには、シーリング材と可塑剤(かそざい)が含まれています。
シーリング材と塗料の相性が悪いと、可塑剤がシーリングの表面に浮き出てしまうのです。
この現象をブリード現象といいます。
シーリングが黒く汚れるのは、浮き出た可塑剤が汚れを吸収しているからなのです。
2つ目は、シーリングが痩せていることです。
可塑剤がシーリングの表面に浮き出てしまうと、コーキングに含まれる可塑剤が少なくなるため、シーリングが硬くなり、弾力性が失われます。
シーリングが痩せると、シーリングにヒビが生じます。
3つ目はシーリングと建材との間に隙間ができていることです。
この症状が見られた場合は、すぐに補修しないとそこから雨水が浸入してしまいます。
4つ目は、シーリングの真ん中にヒビが入っていることです。
経年劣化だけが原因ではなく、地震や台風によってシーリングにヒビが入ることもあります。
□シーリングが劣化する原因とは?
シーリングが劣化する原因が2つに大きく2つに分けられます。
*経年劣化による劣化
シーリングには寿命があります。
シーリングの真ん中にヒビが入ったり、破断していたりする場合は、シーリングの寿命が来ているサインです。
シーリングは、5年から10年で補修することが多いです。
耐久性の良いシーリング材を選べば、シーリングをもっと長持ちできるでしょう。
*施工不良による劣化
施工不良の例として、シーリングと建材に隙間ができていることが挙げられます。
接着剤の塗り忘れや塗りムラがあると、地震や台風での外壁の動きに耐えられず、シーリングが外壁からはがれてしまうことがあります。
また、シーリングが取れている場合も接着剤の不足が原因です。
□まとめ
シーリングの劣化症状として、シーリングに黒い汚れがあったり、硬くなっていたり、ヒビや剥離が生じていたりすることが見られます。
これらの劣化症状の原因は、シーリングが寿命をむかえたことを意味します。
しかし、10年以内にこの症状が起きた場合は、経年劣化ではなく、施工不良が原因であることも考えられます。
劣化症状が見られたら、まずは当社のような外壁のプロに相談してみましょう。