台風による外壁塗装の剥がれには火災保険が適用できる?
2023.10.07 (Sat) 更新
台風で外壁塗装がはがれた際には、火災保険を適用することで、塗装工事にかかる費用を全額負担する必要がなくなります。
ただし、火災保険を適用するには条件があるので注意しましょう。
今回は、外壁塗装を行う際の注意点と、台風による外壁塗装のはがれが火災保険に適用されるのかについてご紹介します。
□初めて外壁塗装を行う際に注意したいポイントをご紹介します!
外壁の塗装をする際には、注意したい2つのポイントがあります。
*トラブルが発生することもある
外壁塗装工事のときには、近隣トラブルや任せる会社とのトラブルが発生することがあります。
例として、隣家にも塗料が飛び散ってしまったり、外壁塗装の工事の足場が隣家の敷地内に入ってしまったり、塗装を任せる会社と料金トラブルになったりすることが挙げられます。
外壁塗装を行う際には、近隣の方に工事が始まる前に外壁塗装の工事をすることを伝え、塗装を任せる会社としっかり打ち合わせをするようにしましょう。
*外壁塗装と屋根の塗装を一緒にしてもらう
屋根は紫外線や雨の影響を受けやすく、長い間メンテナンスをしていないと塗装工事に高額な費用がかかる場合があります。
屋根の塗装は、外壁とは違って状態の確認がしづらいため、メンテナンスを怠ってしまう方が多いでしょう。
メンテナンスを忘れないためにも、外壁塗装のタイミングと同時に屋根の塗装もしてもらうことがおすすめです。
□台風による外壁塗装のはがれには火災保険が適用できる?
台風で外壁塗装がはがれてしまった場合に、火災保険を適用するには条件が3つあります。
まず、外壁塗装のはがれの直接的な原因が台風であると認められることです。
外壁塗装のはがれが経年劣化によるものだと判断されると、火災保険が適用されません。
次に、台風の被害から3年以内に火災保険の申請をしていることです。
被害から3年以上経過している場合、保険の請求権が失効されます。
保険の申請を忘れないためにも、申請を後回しにせず、すぐに保険会社に連絡しましょう。
最後に、工事費用が20万円以上であることです。
火災保険は、外壁補修にかかる費用が20万円以上の場合のみ適用されます。
補修工事が20万円以下の場合は、全額自己負担になるので注意しましょう。
□まとめ
外壁の塗装をする際に、トラブルが起きることがあります。
近隣の方に迷惑がかかるかもしれないことを伝え、外壁塗装を任せる会社にも工事内容や計画を確かめておくと良いでしょう。
台風で外壁塗装がはがれたときに火災保険を適用するには、条件があるので注意しましょう。