エイジング塗装とはどんなもの?
2023.09.22 (Fri) 更新
壁の塗装によって、雰囲気をガラリと変えられます。
特に、店の塗装は雰囲気づくりが大事なので、店のコンセプトを踏まえてどのような塗装を施すか考えましょう。
今回は、エイジング塗装を検討している方に向けて、エイジング塗装がどんなものか、エイジング塗装はどのように塗装するのかをご紹介します。
□エイジング塗装とはどんなもの?
エイジング塗装とは、新しいものをあえて年月を経たように仕上げる塗装方法です。
新しいものには新しいものの良さがありますが、エイジング塗装をすると味のある雰囲気になります。
壁の性能は新しい状態から劣ることなく、見た目だけ味のあるアンティーク調になるのが、エイジング塗装のメリットです。
性能は古くなっていないので、耐久性や遮断性、耐震性などの性能は元の状態のままです。
近年では、古民家をリフォームして店を開業したり、古い町並みへの関心が高まっていたり、建物のみならず、古着やヴィンテージのもの、アンティーク調のもののように、どこか懐かしさを感じるものや時代の流れを感じるものが流行っています。
見た目もおしゃれなため、インスタグラムを始めとしたSNSへの投稿でも見かけることが多々あるでしょう。
このような流行りを受けた、もしくは元々そのような雰囲気が好きだったという方で、店の開業を考えている方の中には、古民家を利用したかったけど、耐久性や安全面の観点から使えなかったという方もいらっしゃるでしょう。
また、開業を考えている場所に古民家や古い建物がそもそもない場合もあるでしょう。
そのような方には、エイジング塗装を施すのがおすすめです。
□エイジング塗装のやり方をご紹介します!
*塗装場所を確保する
換気できるか、汚れても大丈夫か確認して塗装場所を確保しましょう。
場所があり、晴れている日であれば外での塗装もおすすめです。
*塗装道具を準備する
主な道具は、塗料と加工道具です。
塗料は、壁の素材との相性もありますが、着色用の塗料と塗料の密着を高めるプライマーを準備しましょう。
塗料の色は、好きな色や希望の色で選ぶのも良いですし、味のある仕上がりにしたいのであれば、あらかじめ調色されたサビのような色がおすすめです。
また、キズやへこみをつけてよりヴィンテージ感のある雰囲気を目指すのであれば、金づちやハンマーのような加工道具も準備しましょう。
*道具ごとの塗装方法
何で塗装するかで質感が変わります。
例えば、スポンジや布でポンポンと塗装すると、表面の粗さが現れます。
細かい部分は歯ブラシでこすると、細かい部分も簡単に塗装でき、仕上がりもきっちりしすぎず粗さが残ります。
塗装した上から紙やすりをかけると、より粗さが演出できます。
また、エイジング塗装専用の刷毛というものも存在します。
塗装初心者の方は使ってみるのも良いかもしれません。
□まとめ
今回は、エイジング塗装を検討している方に向けて、エイジング塗装がどんなものか、エイジング塗装はどのように塗装するのかをご紹介しました。
エイジング塗装は、時の流れを感じさせる雰囲気づくりにおいて、ヴィンテージの家具やアンティーク調の小物をたくさん取りそろえるよりも手軽で簡単です。
また、エイジング塗装は、道具と場所を用意すれば初心者の方でもできるのでおすすめです。