【稲沢市】漏水に火災保険は適用される?
2023.04.22 (Sat) 更新
家に設けられている給水管や排水管は毎日使用するため、長い期間使用し続けていると漏水が発生する可能性があります。
特にマンションに住んでいる場合、自分の世帯の被害にとどまらず、他の部屋の住民に被害が及んでしまうこともあります。
その場合、火災保険を適用することができるのかについて、今回は解説します。
□漏水は火災保険で補償される?
単刀直入に言うと、火災保険の適用自体は可能で、「水濡れ」という項目により保証されます。
他の項目として「水災」というものも存在しますが、水災は集中豪雨の影響で床上浸水などが発生した場合に適用されるもので、漏水には適用されません。
火災保険が適用されるのは、事故の予測ができず突発的に発生したものであることが基本で、給排水管自体は補償されません。
また、適用されるかどうかは、被害にあったという事実、被害の原因、責任によって決定されます。
マンションの場合、原因によっては自分の火災保険ではなく上階の住人が個人賠償責任保険によって弁償する場合もあるなど、複雑な条件が課される可能性にも注意が必要です。
□火災保険が適用されないケースとは?
給排水設備以外からの漏水は、火災保険が適用されないケースも非常に多いです。
特に以下のようなケースは補償対象とならない場合があります。
・配管の老朽化による漏水
・雨漏りによる損害
・給排水設備以外からの漏水
まず、配管の老朽化にともなう漏水に関しては、補償対象にならない場合が多いです。
配管の設営から時間が経過している場合、老朽化することは明らかなので、事前に補修を行うことができたとみなされ、補償がおりないことが多いのです。
基本的に、経年劣化による損害は火災保険の補償対象外となる場合が多いと覚えておくようにしましょう。
雨漏りに関する漏水に関しても、その例にもれません。
基本的に、雨漏りは建物がひび割れていたり防水性能が劣化していたりと、老朽化の影響により起きる被害のため、突発的な事故ではないと判断される場合が多いです。
建設から時間が経っている場合は、外壁の防水状態について確認するようにしましょう。
さらに、洗濯機や浴槽など、給排水設備以外からの漏水は補償対象外であることが多いです。
□まとめ
今回は、漏水の被害にあった際に火災保険を適用することができるのかをご紹介しました。
先ほどご紹介したように、外壁や屋根の老朽化による雨漏り被害に火災保険は適用されないため、適切な頻度での点検が大切です。
当社では、無料で外壁や屋根の診断を行っておりますので、不安のある方はぜひこの機会にお問い合わせください。