【稲沢市】乾燥時間は守らないと危険!ウレタン防水の乾燥時間の目安とは?
2023.04.07 (Fri) 更新
ウレタン防水材は乾燥させることがとても大切です。
層を重ねていく工事であるため、必要な乾燥時間を無視して工程を進めてしまうと、施工不良が起こる可能性があります。
今回は、乾燥時間の目安と乾燥時間の不足によって生じる不具合をお伝えします。
□ウレタン防水材の乾燥時間の目安をご紹介!
ウレタン防水材とは、ウレタン樹脂を使用したものです。
安価で伸縮性・密着性ともに高いです。
外壁塗装のようにペンキを塗る塗装とは異なり、「ウレタン防水施工」という防水工事を行います。
ウレタン防水材の乾燥に要する時間は、メーカーによって異なります。
長いもので24時間、短いものでも12時間はかかります。
しかも、この乾燥時間は目安に過ぎません。
気温や日当たり、湿度などによって大きく前後します。
また、ウレタン防水材は固まっていても、ゴムのような触感でべたついています。
そのため、ゴムや埃、跡が付きやすいです。
仕上げ材を塗るまでは細心の注意を払いましょう。
□乾燥時間が不足すると起こる不具合とは?
乾燥時間を守らずに次の工程に移ると、傷やへこみをつくりながら次の層をしていくことになります。
この傷やへこみは、後々補修をしなければなりません。
補修をしない場合、劣化が早まり、再び施工するまでの期間が短くなります。
また、1層目が完全に乾燥する前に2層目を施工すると、1層目に蓋をしてしまいます。
そのため、本来の乾燥時間以上に時間を要する恐れがあります。
この場合、時間がかかったとしても放置しておけば、固まります。
しかし固まっているのか、固まっていないのかを見分けることができないため、誤って傷やへこみをつくってしまうことがあります。
さらに、1層目の乾燥よりも、2層目の乾燥のほうが早い場合が稀に起こります。
このとき、溶剤は乾燥すると同時に少し縮みます。
そのため、1層目が固まるときに2層目がすでに固まっていると、シワをつくってしまいます。
また、乾燥していない表面を次の層に含まれるシンナーが溶かして、ただれたようになってしまうこともあります。
これらの場合は、もう1層増やしたり、ぐちゃぐちゃになった場所を除去し、やり直したりする対処方法があります。
□まとめ
今回は、ウレタン防水材の乾燥時間の目安と乾燥時間の不足によって生じる不具合をご紹介しました。
乾燥時間を守らないことで様々な施工不良につながってしまいます。
完全に乾燥させるまでが工程だということを、頭に入れておきましょう。