【稲沢市】ウレタン防水材の乾燥時間とは?時間の目安と起こる不具合を紹介します!
2023.03.14 (Tue) 更新
ベランダの床や側溝に対してよく行われるウレタン防水材を使用した防水工事。
そんなウレタン防水材は、しっかりと乾燥させて作業を進めていかないと大変なことになる可能性があります。
今回は、ウレタン防水材の乾燥時間の目安と、起こってしまう不具合についてご紹介します。
□ウレタン防水材の乾燥時間はどのくらい?
ウレタン防水材の乾燥時間は、使用する物、気温、日当たり、温度などによって異なってきます。
大体の目安時間は、16~20時間程度だと思っておくと良いでしょう。
しかし、ウレタン防水材の使用には注意しなくてはならない点があります。
ウレタン防水材がしっかりと乾燥しきる前に次の作業に移ってしまうと、後々様々な影響をもたらすことになるので、注意しなくてはなりません。
というのも、ウレタン防水材は元々の素材がゴムのような感触でべたついており、空気中のゴミやほこりが付着しやすいためです。
ただでさえ汚れがつきやすい素材の乾燥時間を十分に保つことができないと、尋常じゃない汚れ方をしてしまい、再度塗装しなおさなくてはならない場合もあります。
そのため、トップコートともいわれる仕上げ材を塗り終えるまでは、触ったり乗ったりせずにしっかりと乾燥させるようにしましょう。
以下で、起こりやすい不具合について詳しく解説します。
□乾燥時間が足りない場合に起こる様々な不具合について
不具合については、主に以下の3点が考えられます。
・傷やへこみができる
・1層目の硬化がさらに遅くなる
・表面がぼろぼろになる
1.傷やへこみができる
これが先ほどもご紹介した乾燥しきる前に次の工程に移ることの大きなリスクです。
そのまま進行してしまうと、後々補修が必要になってしまうので、しっかりと乾かしてからというのを心掛けるようにしましょう。
また、この場合に補修をせずに放置してしまうと、傷やへこみが原因で全体の劣化が早まってしまう点にも注意が必要です。
2.1層目の硬化がさらに遅くなる
これは、1層目が硬化しきる前に2層目の塗装を行った場合に起こる不具合です。
当然、2層目以降も上から重ねて塗装をするため、蓋をされた1層目が本来の乾燥時間を超えても乾燥しない場合があります。
さらに長時間放置することで基本的には固まる場合が多いですが、いかんせん固まっているかを見分けづらいため、上を歩いて傷をつけないように気を付けなければなりません。
3.表面がぼろぼろになる
これは、施工する前の層よりも先に、現在施工している層が硬化してしまう場合に起こってしまう不具合です。
溶剤は硬化によって少し縮むため、上の層にしわができてしまいます。
こうして表面がぐちゃぐちゃになってしまうことを避けるためにも、確実に乾燥させなくてはなりません。
□まとめ
今回は、ウレタン防水材の硬化時間の目安と、硬化せずに作業を行うことによって起こる不具合についてご紹介しました。
当社では、雨漏り診断を無料で行わせていただいております。
適切に再塗装や防水工事を行うためにも、この機会にぜひ当社にお問い合わせください。